上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- --/--/--(--) --:--:--|
- スポンサー広告
-
-
岩波ホールで、アンジェイ・ワイダ監督の映画
『カティンの森』を見て来ました。
以下公式ホームページより
----------------------------------------------------
ドイツのヒトラーとソ連のスターリンの密約によって、ポーランドは1939年9月1日ドイツに、9月17日ソ連に侵略された。そしてソ連の捕虜になった約 15,000人のポーランド将校が、1940年を境に行方不明になった。当初は謎とされていたが、1943年春、ドイツがソ連に侵攻した際に、カティンでポーランド将校の数千人の遺体を発見し、「カティンの森」事件が明らかになった。ドイツはソ連の仕業としたが、ソ連は否定し、ドイツによる犯罪とした。戦後、ソ連の衛星国となったポーランドでは、カティンについて語ることは厳しく禁じられていた。
----------------------------------------------------
こういう事件があった事自体、僕は不勉強なので知りませんでした。
ドイツとソ連という2つの強国に挟まれた弱小国ポーランドが、戦後生きて行くため、“世界の流れ”に乗らざるを得なかったのでしょうか。
歴史のタブーが今まで続いていた事にも、ある意味驚きです。
とはいえ、日本にも似たようなタブーがないわけでもないのですが、このブログで語る内容ではないため、これ以上の考察は控えておきます。
映画は最初から最後まで、徹底的に希望も救いもないまま終ってしまいます。
特に、ラストで虐殺されるポーランド人達の様子が強烈です。
映画の主人公という、本来特権的立場にいる人物でさえ、その他大勢と同様、淡々と“処理”されます。
こういう、ハリウッド映画には絶対あり得ない描写って、声を大にして語らないからこそ、より強く心に訴えて来るのかな、って思うのです。
なんつうか、少なくとも忘年会の前に見る映画ではないね。
終了後のお客さんたち、皆が全く無言のまま映画館を出て行くのが象徴的でした。
映画の後は、気を取り直して喫茶店へ。
この近辺には、雰囲気のいい喫茶店が沢山あります。



本日は『ミロンガ』へ。
期間限定の、プレミアムなコーヒーを頼んだものの、味は???
その後は三省堂書店へ。
ジョージ・オーウェルの『一九八四年』と『動物農場』と、あといくつか本を買おうと思っていたのですが、なぜか見つけられず。
なんでやねん!
最後は忘年会でふぐ三昧。
ふぐうまっ!
庶民のひそやかな贅沢でございました。

ふぐちり、ふぐ抜きの図
テーマ:日記 - ジャンル:日記
- 2009/12/19(土) 23:47:50|
- その他
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
をを。神保町にお出かけでしたか。
銀座で飲み会のまえに、古本屋を何軒か冷やかした後、ミロンガの近所の某喫茶店(横文字チェーン店)で仕事していました。(お金がないので、さぼうるとかミロンガとかにはしばらく行けていません・・・)
カティンの森、重い話ですね。少なくともこういった過去のタブーが表に出るようになったことだけは、良いことだと思います。
- 2009/12/20(日) 00:42:06 |
- URL |
- credenza #GAZsliFs
- [ 編集]
なんという事でしょうか!!
またしてもニアミスですか?!
奇遇ですね。
喫茶店でお仕事という事は、文筆業でもされているのでしょうか。
なるほど、あの辺りは重要な仕事場でしょうね。
僕のように遊びで行く人間は、コーヒーの値段とか気にする事もありませんけど、日常的に使う方にとっては、ある意味死活問題ですよね。
>>少なくともこういった過去のタブーが表に出るようになったことだけは、良いことだと思います。
おっしゃる通りですね。
ただ、最近知った事ですが、世の中には信じられないほど不条理な事がまだまだ沢山あるみたいですね。
世界は意外と不自由です。
- 2009/12/20(日) 01:46:53 |
- URL |
- che #-
- [ 編集]
予想はしていたんだけど、やっぱり重かったよ。
多分、僕らは運が良かったのかもしれないね。
僕らに出来る事って限られてるけど、まずは事実を知る事なのかなぁ、って思うんだ。
あとね、ふぐおいしかったよん!
- 2009/12/20(日) 22:28:48 |
- URL |
- che #-
- [ 編集]